1999-07-29-木曜日
第1回 情報化リーダー養成セミナー
〜 MedialOO の活用 〜


場所/山形県創造支援センター 多目的ホール
山形県産業創造支援センター 総務企画課(http://www.aic.pref.yamagata.jp/)


最新のデジタル技術を使用した実例とノンリニアシステムの可能性、活用事例
講師:吉田 英 イメージアンドメジャーメント株式会社 デジタルビジネスグループ



前半は、スターウォーズのCGを制作したILMの制作事例を紹介しながら、産業創造支援センターの施設でどのレベルのモノまで製作できるのかの説明を受けた。
講師の説明によると産業創造支援センターには、スターウォーズを作れる環境がとりあえず用意されているとのこと。
セミナーはMedia100の使い方よりはむしろ、CG合成のテクニック、これからの可能性をふまえて説明が進んだ。(産業創造支援センターに入っているソフトはここを参照のこと)

これからの映像はカットセンスとイメージの積層をどれくらい頭の中でつくり出すことができるかが勝負だと、彼はいう。というのも今誰でも数万の投資でCGやビデオを製作できる環境を手にすることができるからだ。(実際私は知っている)
セミナーではビデオとCGを合成するポイント以下のようにまとめた。
カメラを動かさない。
絞りは固定(マニュアル)
ピントも固定(マニュアル)
ブラックバランス、ホワイトバランスも一度決めたら変更しない。
短時間に撮影は終了させる(つまりロケハン、リハはしっかりやること)
クロマキーを使う時は、ブルーバックより、グリーンを使うとより自然に合成できる
画角、カメラポジションなどの情報は正確に書き留めておく。
編集はドロップフレームで720×486で行うように心掛ける
後半になり、実際Media100はどう使うのかを講師自ら実演した。ようはAvidに音のエフェクトがデフォルトでいくつか用意されているものだと思うといいかもしれない。私の個人的な感想としてモバイル環境でVJがリアルタイムでエフェクトをかけながらやるのに適していると感じた。
そして、ILMから出しているエフェクトソフト「Commotion」の説明も少しだがおこなった。このソフトはマスク抜きに適していて、なかなか操作感覚も直感的でわかりやすいものであった。
来月末に第2回を行う予定だそうだ。興味をもたれた方は参加してはいかがか?