1999-10-15-金曜日
3DCGのためのモデリング技術


場所/山形県産業創造支援センター1階 マルチメディアホール
主催/山形県(http://www.pref.yamagata.jp/



3DCGのためのモデリング技術
講師:齊藤  辰弘氏(東京貿易テクノシステム(http://www.tbts.co.jp)SURFACER カスタマサポートセンター)

 企業の製品開発の現場では、情報機器を活用したデジタルデザインが浸透しており、より低コストでより早い製品開発が可能になってきました。これらデジタルデザインの基本であるコンピュータ上でのモデル制作分野では、3次元スキャナを利用したリアリティあるCG(コンピュータグラフィックス)映像が注目されており、モデリング技術と3DCG技術の連携による新たな映像制作の可能性が開けつつあります。
 本年6月にオープンした山形県産業創造支援センターにはこれら3DCG制作のための開放機器が各種整備されており、本セミナーではこれら機器の活用方法と実際のデモンストレーションを通じて、最新の映像制作プロセスをわかりやすくご紹介いたします。

産業創造支援センターには「SURFACER」という「物理モデルの形状測定」機器が設置されている。このセミナーはその「SURFACER」の使い方についてと3DCGでもっとも大事な部分であるモデリングについての説明が大半であった。

現在3DCGは、エンターテイメント、プロモーション、インターネットと様々な形で、一般まで浸透し始めている。3DCGをするための ツールは現在数多く販売されている。 その販売されているソフトのどれをとっても、インターフェイスが違うだけで、 基本レベルではまったく変わらないものだという。

ちなみに現在の3DCGの制作は、『モデリング→(アニメーション→)レンダリング→合成や映像としての編集』の順に行なわれる。

企業で「物理モデルの形状測定」によるモデリングの利点はモデラーでモデリングが難しいものも簡単に3DCG化でき、制作時間を短くすることもできることである。この方法は現在、ハリウッドのデジタル工房の大半で導入され、日本でもナムコ、セガエンタープライゼス、NHKが実際3DCGを作る際に用いられているそうである。

補足)「物理モデルの形状測定」の他にもモデリングには以下の方法がある。